【復縁日記】元恋人(元彼女)と別れた日のこと。

復縁活動日記

元彼女と別れた少し前から、別れた日の話。
この時の話は、元彼女と話すとき、時々話題になる。
幸せだったと、彼女は言ってくれる。そんな思い出。

僅かな隙

春から初夏にかけて。
私の仕事が相当に忙しく、
同棲している彼女が待つ家に帰るのが次第に遅くなっていった。
彼女からも、早く帰ってきてとか、今日も遅いの、というLINEが
時々入っていた。

同じ頃。

「上司と、同期入社の人(同僚)と食事に行ってくる」

と、彼女が出かけることが多くなっていた。

この三人で、食事や飲みに行くことが増えていった。
同じ会社のことだし、おかしなことにはならないだろうと思って、
特に何も言わなかったし、しなかった。

しかし、それは甘い考えだった。

この頃から、同僚に年の差で付き合うことのデメリットを指摘されていると
彼女から相談されていた。
その指摘一つ一つに、2人で答えを出していく。
しかし、飲みの度に同じことをその同僚が繰り返してイヤだとも言っていた。

そのイヤだという同僚の行為の本当の狙いも考えもしていなかった。
ただ、心配で言ってくれているかな、と軽く考えていた。

そして。

週に一度程度、そのような飲み会が行われていたが
同僚と2人で食事に行くと言い出した。

さすがに、ここで、あれ?と思う。
その食事の後、遠方の街にドライブ行ってなかなか帰ってこないこともあった。

おかしい。
そう思いつつも、まさか別れるとはこの時点でさえ
考えもしていなかった。
後で知ったのだが、普通の男の考え方の罠に
既にハマっていたのだ。

そして、週末だけでなく、平日にも2人で食事に出かけ
私の食事をつくらないことがあった。

1人で誰もいない部屋に帰り、
食事が準備されていないテーブルを見て愕然とする。
そして・・終わった・・と実感した。
もうこうなると、様子がおかしいのは恐らく数日前からだったと
色々思い出すことがある。

覚悟を決めた。

 

翌朝。

朝食の準備をしながら、よりいっそう不自然に気を遣う彼女を感じる。

何かを私に感じたのか、
落ち着きがない彼女に、静かに聞いた。

「同僚の人を好きになった?」

そう聞くと、全てを理解したのか、はっとして、
急に泣きそうな顔になり、彼女は言う。

「うん」

「じゃあ、別れようか」

しばらくの沈黙。
私から別れを切り出すとは思っていなかったのだろう。
この状態のまま、しばらく過ごすつもりだったのだろう。

「・・・うん」

「わかった」

私は文句も何も言わず、引き下がった。
この様子では何を言っても無駄だと、思ったし、
私に気を遣い続ける彼女を見ていられなかった。

涙の日

「じゃあ最後に、ちゃんと話をしよう。今日は外食をしよう」

そう言って彼女を見送り、呆然としたまま自分の出勤時間を待った。

 

仕事が終わり、同棲している部屋で待っている彼女を迎えに行く。
車内ではほとんど会話を交わさずに、個室のあるファミレスに向かった。
彼女は必死に涙をこらえていた。

 

「彼のこと、好きなんだ」

「うん・・・私、もうこうなったら自分を止められなくて
初めはこうなるなんて思っても無かったけど」

「そうか。いつくらいから?」

「本当に最近だよ。自分の気持ちに気付いたのは」

「そっか」

「○○くん(私)のことは今でも好きだよ」

「うん。でも、辛そうだったから。何か僕に悪いことはあったのかな?」

「無いよ。全然。」

 

そんな会話をしたと思う。
後から知ったことだが、この時点では、彼女と同量は体の関係はおろか、
手を握ることすらしていなかった。
私も彼女の様子を見て疑いもしていなかったが。

彼女が最後まで胸を張れたのは、
私に対してずっと、
誠実であったからであろうと思う。

それ以外は、他愛の無い、普段からしているような世間話をした。

少し面白かったのか、彼女が少し笑う。

「やっと笑ってくれた」

ずっと涙をこらえて話をしていた彼女を見てられなかったので
席に着いてからはなんとか、笑わせようとしていたのだが。
やっと大好きな笑顔を見ることが出来た。

「やっぱり、笑顔が好き。いつも笑顔でいて欲しい」

そう言ったら、彼女はむしろ泣き出してしまった・・。

「あのね、今でも好き。これからもずっと好き。
多分貴方を超える人は、今後現れないと思う」

「僕もだよ」

彼女には打算も、駆け引きも存在しない。
彼女は、慰めるつもりでも、言うことで自分の罪悪感を消そうとしたのでもなく、
純粋にそう思ったから言ったのだ。

彼女自身も自分の気持ちに戸惑っていた。
私から別れを切り出したことに、ある意味、安心したのかも知れない。

涙が止まるのを待ってから、帰ることにした。
帰りの車内では、いつものデート中のように普通に会話をしていた。

部屋に帰って、明日の仕事の準備を少ししてから、
2人で一緒にシャワーを浴び、ベッドルームに2人で向かう。
「ホントは、最後のエッチをしたかったんだけど」
彼女は心底、残念そうに言った。
そのような言葉を彼女が言うのが珍しくて、
少し笑ってしまった。
ちょうどこの日に生理がはじまっていたのだ。

彼女を抱き寄せ、いつもと同じように、
いつもよりもっとくっついて寝た。

これまでは朝になると別な方向を向いていたりしたが、
この日は目が覚めるまで、
彼女を抱きしめていたし
彼女から抱きしめられていた。
この時の気持ちを後から聞いたのだけど、
抱き合って同じ気持ちで寝たことは、
幸せだったと、言ってくれた。

 

朝。

いつものようにパンを食べ、
彼女の出勤を見送る。

「行ってきます」

彼女はいつもと同じようにハグとキスを求めてきた。
いつもと同じようにハグし、キスする。
ただ、いつもと違うのは2人とも目から涙がこぼれていることだけだった。

彼女はそのまま、泣いていることを除けば
いつものように出勤していった。

 

この日。
彼女と別れ、同棲も解消したのだった。

失恋

別れの原因は、やはり寂しくさせたことだと反省している。
新彼氏のことはきっかけでしかなかった。

失恋。

お互い泣いて、静かに別れた。
全くすがらなかったのが良かったのか、この翌日からLINEのやりとりは
ずっと続いていた。

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